一定の額を超える遺産を相続する際には相続税を納税する必要があります。そのため、納税資金の対策をする必要があります。

たとえば、

  • 不動産（家・土地）、有価証券（株など）はあるけど現金が少ない
  • 現金はあるが、相続税がかかりそう

などの場合は、生命保険を活用すると相続税を軽減することができます。

生命保険で相続税を軽減する

相続税が非課税となる枠はいくつか定められていますが、生命保険金にも非課税枠が設定されています。

亡くなった方の死亡保険金を相続する場合、相続人１人につき500万円までが非課税になります。

生命保険の非課税枠は、以下のような式で表すことができます。

たとえば、資産が1,500万円あり相続人が２人いるとします。

預金などの現金で資産を残していた場合、資産1,500万円全てが課税対象になってしまいますが、1,500万円の保険金受取を設定していると非課税枠が1,000万円（500万円×２人）となり、残りの500万円だけが課税対象となります。

つまり、預金の場合と比べて相続税の課税対象額を1,000万円低く抑えることができるのです。