ご高齢の方への悪質な訪問販売被害

事例紹介では、当団体のメンバーが経験した様々な案件を紹介します。

地域包括支援センターからの相談がありました。

軽度の認知症を患っている方が、どうやら悪質な訪問販売の被害にあっているようだ。対応してほしい。とのことです。

早速、ご本人のご自宅に訪問してお話しを聞かせていただきました。

その方は一人暮らしの80代の女性で、親族も遠方にお住いの方のみという状況でした。

問題となっている訪問販売自体は地域包括支援センターの担当者の尽力で解決していましたが、今後のことを考え、成年後見制度の利用をお勧めしました。遠方にお住まいの親族の方とも連絡をと取りながら手続きを進めさせていただきました。

現在、その方の補助人*に就任し、生活のサポートをさせていただいております。

月に1度訪問し、悪質な訪問販売の危険性等のお話しをさせていただきました。

玄関の入ってすぐのところに私の名刺を貼るなどの対策を講じたところ、現在のところ、その被害には遭わずに済んでいます。

*補助人とは・・・成年後見制度の区分のひとつで、本人の判断能力が不十分(一番軽度)の場合に援助する人のことを言います。

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